老後の生活費を考えるとき、避けて通れないのが「年金」です。
なんとなく不安はあるけれど、よく分からないから後回しにしがち。私も、ずっとそうでした。
でも、老後の生活の基盤になるお金だからこそ、まずは「把握する」ことから始めることにしました。
この記事では、40代の私が実際にやった3つのこと——①ねんきん定期便の確認、②夫婦それぞれの将来の年金額の把握、③繰上げ・繰下げ受給の仕組みの整理——を、そのまま記録します。
① ねんきん定期便、正直ちゃんと見てませんでした
毎年届く「ねんきん定期便」。恥ずかしながら、今までちゃんと見てきませんでした。
あらためてじっくり見てみると、ここには意外と大事な情報が載っています。
- これまでの年金の加入期間
- これまでに納めた年金保険料
- 将来もらえる年金の目安額
ちなみに、50歳未満だと「これまでの実績に基づく年金額」、50歳以上になると「老齢年金の見込み額」が表示される仕組みになっているそうです。
紙のハガキだけでなく、「ねんきんネット」に登録しておけば、いつでもオンラインで確認できます。まずはここに登録しておくと安心だと感じました。
② 夫婦の将来の年金額、正直な感想は「思っていたより多くない」
ねんきん定期便をもとに、私と夫、それぞれの将来の年金額を確認してみました。
出てきた数字を見た、いちばん正直な感想。
「思っていたより多くない……」
もちろん、今後の働き方や加入状況によって変わる部分ではあります。それでも、年金だけで生活していくのはなかなか厳しそうだ、というのが率直な印象でした。
だからこそ、次の3つを組み合わせて考える必要があるのだと分かりました。
- 貯蓄
- iDeCoやNISAなどの資産形成
- 退職後も何らかの形で収入を得る働き方
年金は「老後の生活費をすべてまかなうもの」ではなく、「生活の土台になるもの」と考えるのが現実的だと思いました。
③ 繰上げ受給・繰下げ受給、どっちがいい?
年金は原則65歳から受け取れますが、実は受け取り開始のタイミングをずらすこともできます。
繰上げ受給(60歳〜)
早くもらい始められる分、年金額は一生涯、減額されたままになります。早めにお金が必要な場合には安心ですが、長生きした場合は受け取る総額で見ると不利になることもあるので注意が必要です。
繰下げ受給(66歳以降)
受給開始を遅らせることで、年金額が増える仕組みです。長く働ける見込みがあるなら魅力的ですが、健康面や実際の働き方とのバランスを考える必要があります。
わが家の場合、「今、どちらが正解か」を決めるのではなく、まずは「こういう選択肢がある」と知っておくことが大事だと感じました。決めるのは、もっと状況がはっきりしてからでいいのだと思います。
まとめ:年金は「老後の土台」を知るための第一歩
今回、老後の生活の基盤になる「年金」について、現状を把握してみて分かったことをまとめます。
- ねんきん定期便・ねんきんネットで、まず自分の年金額を確認する
- 「年金だけで生活する」のは厳しいという現実を、早めに受け止める
- 繰上げ・繰下げという受給方法の選択肢を、判断する前にまず知っておく
正直、「これだけで老後をまかなうのは難しそう」という現実も見えてきました。でも、だからこそ早めに知れてよかったと思っています。
年金は、老後のお金のすべてではなく、生活を支える土台です。この土台がどれくらいあるのかを知っておかないと、その上に何を積み上げればいいのかも見えてきません。
私たちの場合、この「土台を知る」作業のきっかけになったのは「定年後にやりたいこと、5つ書き出してみた」という、老後の理想を整理したことでした。理想が見えたからこそ、次に現実を見る番だと思えたのです。
次は、退職金について整理していく予定です。会社の規程を確認しながら、「いつ、どれくらい受け取れるのか」を年金とあわせて見ていき、老後資金の全体像を少しずつ形にしていきます。
※もともとnoteで書いていた「老後に向けた資産形成の検討記録」シリーズを、ブログ用に書き直しています。元の連載はこちら:note|老後に向けた資産形成の検討記録(もくじ)